順番がランダムになり申し訳ないのですが、一般質問の項目の私の問題意識、県側の答弁、それに対しての見解などご説明したいと思います。
最初にストロンチウムの計測です。ここでまず皆さんにご理解頂きたいのは、私は福島県にストロンチウムが拡散し危険な状況にあると言っているのでは有りません。この質問で言いたかった点のひとつである、影響を評価するのに必要なデータの収集が進まず適切にコメントは出来ませんが、影響の有るレベルではないと思っています。
さて、昨日アップした質問原稿にあるように、福島県は昨年4月に土壌調査の結果に基づき「浜通りと中通りは原発事故により、ストロンチウム90が拡散したと考えられる」と結論付けました。当然、事故前と後で差があると結論付けたのですから、それに対する様々な影響の調査を行い、最終的に私たちの健康への影響を評価し、施策に結びつけなければなりません。
実際、県は日常食や水の調査を行っており、その点は答弁に有りました。ただ、その進捗が一向に進んでいない問題点に関しては触れませんでした。例えば県は、昨年6月に実施した日常食の計測結果を9月に公表しました。しかし、その報告はセシウムについてのみで、ストロンチウムについては「分析を実施しており、結果がまとまり次第、公表する予定」と言ったまま、未だに公表されていません。 確かにストロンチウムの計測には計測そのものよりも、試料の前処理に2~3週間かかり、恐らくそれがボトルネックとなっているのだと思います。ただ技術は当然進歩します。いまは前処理が2日程度で完了する手法も開発されています。県としては当然、県民の健康を守るという大前提に立てば、投資は必要になりますが、速やかに導入を検討するべきです。
その上で、その結果に基づきしっかりと影響の評価を県民をはじめ、全世界に発信するべきなのです。引き続いて委員会等で課題に取り組んで行きます。
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