最近の2次調査結果でも示された様に、ストロンチウムについては文部科学省も今回の原発事故により飛散したことを調査結果により認めている。ただその健康への影響についてはセシウムによる50年間の積算実行線量に比較して少ないとしている。従い、その報告書でも「セシウムに着目するとことが適切であると考える」と曖昧に位置づけ、特段の調査を進めていない。
この様に影響度合いが低いから調べないのではなく、これからの影響に関し可能性は低いとしてもきちんと個人個人の検査を実施し、データを集め、将来子ども達に万が一で何かあった時のために備えると同時にいま出来る対処をすることが必要なのではないだろうか。
南相馬病院の坪倉先生もその必要性を指摘している。ストロンチウムは尿からも検査することも可能だそうだ。(ただし何リットルも集めなければならないらしい。)今日、県歯科医師会からも乳歯を調べることの提案もあった。現状では測定出来る環境も限られ、調査が大変なのは想像に易いが、想像していたよりも安価に出来そうなのでちょっと驚いた。
県としてしっかりと問題に正面から取り組む様に主張して行きたい。