福島の誇りと名誉のために、敢えて掲載します。 添付した写真の高い生垣の奥にうっすらと見える建物。判る方もいらっしゃるかも知れません、福島県知事公館です。石塀の修復も未だ手つかずで、県民の復旧優先ですね、さすがです。 その塀の脇の吹き溜まりに、置いてあるもの。そうです、いまは使う人もだいぶ減った線量計です。数値を見てください。直置きですが、90μSv超です。腰の高さ(約1m)で4μSv前後です。本当にさすがです、福島県も福島市もこうした現状があっても大丈夫、そして除染計画にそって進める姿勢を自ら示しているのですね。 福島市の空間線量率はだいぶ落ちてきました。しかし、この様にホットスポットが点在するのも事実・現実なんです。まだまだ、闘いのまっ最中なんです。 決して福島が大変だ、困っていると言って掲載しているのではありません。もう一年経過しているのです。全ての復興に向けた万策を議論し、講じると同時に、いま本気で行動しなくてはならないのです。行政も地域も住民も一体となって。まだ、「市町村の意向を十分に反映できるよう、国と連携して取り組む」だけですか?福島市のこの地区の除染事業は平成25年度になります。あと一年これを放って置くのですか?どうやって子どもたちを、住民を守るのですか? いま私有地を開放して仮置き場を設置して、通学路の除染に本気で取り組んでいる人やそれを手伝う全国のボランティアの方々もいます。 線量が面的に高い地区の対策はもちろん、こうしたホットスポットに対しても、このホットスポットのできるメカニズムを把握して、元から断つ対策をとる。必要ですよね。 とにかく、いま福島の復興に向けて本気で取り組まなくてはなりません。行政がその姿勢を明確にしなくてはなりません。継続してこの点を議会で発言させて頂きますので宜しくお願いします。