久々の更新です。申し訳ありません。
先週の木曜日は自民党の参議院で設置して頂いている「ふくしま復興委員会」、そして金曜日は12月の県議会に向けた政調会(議案説明)がありました。それぞれの会議の個々の案件でいろいろと考える点がありますが、今回は共通して感じた言葉づかいの問題。
説明や質疑への答えに独特のお役所の言葉づかいがある。独特と言っても一定の言い回しするとか言葉をつかうと言う事ではなく、いろいろと説明するが肝心のポイントは避けて濁すとか、言いたくないことを遠回しに言うといった事だ。
直面する危機を乗り越える為にひとつひとつ問題を解決して行かなくてはならない。言葉でごまかすのではなく、問題があるならある、出来ないなら出来ない、その理由は云々と明確にコミュニケーションし、課題に取り組むことが必要だ。心情的にも本気で考えているのか心に響かない。
さてこれは政調会の説明資料にあった説明の抜粋。ふくしま産業復興企業立地補助金についての説明で「補助金の効率的な運用にご協力を頂くことになりご理解を頂けるよう説明に努めてまいりましたが」とある。何のことか判りますか?ピンと来た方もあるかも知れません。訳すと、「いま国と県は、追加の予算を付けたが、この補助金の財源不足(もしくはオーバーコミット)で当初企業に約束していた補助率を引き下げる必要が生じて、お詫びに歩いています」という事の説明です。全くこの問題に対する事の重大性の認識に欠けている。民間企業にとって時間と損益に対する問題が如何に重要であるか全く判っていない。民間対民間であればこのデコミットは訴訟問題にも発展しかねない問題だと言う事を十分に認識し、反省して福島の復興に全力で取り組むべきだ。
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